Webサイトへの集客:6つの方法を知ろう

動画販売
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動画販売サイトを構築したけれど、売り上げが上がらないという課題は、かなり大きなものであり最も重要なものです。 売り上げが上がらない原因は、値段が高い、コンテンツそのものに魅力がないなどなど、様々考えることができます。 その中で最もよくないものは、集客のための動きをとっておらず、構築したWebサイトに人が到達していないというパターンです。 人が来なければ、どんなに安くしても、どんなに良いコンテンツだったとしても、売れるはずがないからです。 また人さえあるていど集めることができれば、なぜ売れないかを分析することもできます。 本稿では、Webサイトに人を集めるための基本となる6つの集客方法をご紹介します。

6つのWebサイト集客方法を知る

目次にも上げましたが、比較的簡単に行える集客方法として、以下6つをご紹介します。

既存客へのセールス

即効性★★★★★ 難易度☆☆☆☆☆ 効果★★★☆☆ もし御社が、既存のビジネスの延長で動画販売を行う場合は、かなり有効な方法です。 たとえば、フィットネスクラブ事業を行っており、「自宅でもできるフィットネスプログラム」という動画サイトを立ち上げ、動画販売をするとします。 この場合、すでに運営しているフィットネスクラブの会員さまに、Web動画でもレッスンを受けられますよ、というセールスが有効なことはお分かりいただけるかと思います。 ・チラシを配る ・メールを配信する などの方法で、既存客に動画サイトの告知を行いましょう。 ただ、既存客へのセールス開始直後は良い効果が見込める場合が多いのですが、既存ビジネスの顧客リスト以上の集客ができないため、しばらくすると集客の勢いが落ち着いてしまうことが多いです。 よって、Web独自での新規客獲得も並行して行うことをお勧めします。

SEO対策

即効性★☆☆☆☆ 難易度★★★★★ 効果★★★★★ よく耳にするであろうWebでの集客方法に「SEO対策」があります。 GoogleやYahoo!などで、特定のキーワードで検索を行った場合に、検索結果の上位に表示させることで、そこから多数の方をWebサイトに誘導するという方法です。 Search Engine Optimizationの略です。 基本的に行うことは以下のようなことになります。
  • どういったキーワードで検索されたいのかを考える
  • 上記で考えたキーワードをページのタイトルに入れる
  • 各ページの内容を明確に示す文章をページ中に入れる
  • 重要なキーワードだからと言って無理やり何度も利用しないように注意
  • 正しいHTMLの記述構造でWebサイトを構築する
  • 他のサイトからリンクが張られるレベルのコンテンツを準備する
ライバルが多い場合などは、上位表示が非常に難しい場合、時間がかかる場合があります。 ただし、成功した場合の効果は絶大です。 専門の業者なども存在していますので、予算がある程度取れる場合は相談してみるのも良いでしょう。 なお、Webの集客となるとまず「SEO」とされる場合が多いですがそうとも限りません。 難しければ次以降の方法に変えてもかまいません。

リスティング広告

即効性★★★★★ 難易度★★★☆☆ 効果★★★★★ 先ほどのSEOでは、特定のキーワードで検索された場合に上位に表示させるという事を行いますが、リスティング広告では広告費用を支払うことで検索結果ページ上部やサイドに広告としてWebサイトへの誘導広告を表示させます。 もちろん、特定のキーワードで検索されたときのみ広告を表示させることができますので、「自宅でできるエクササイズ」などと検索した人だけに、フィットネスプログラムの動画販売サイトへ誘導する広告を表示することができます。 リスティング広告は即効性が高いですが、広告費がかかります。 また、広告のコピーの作り方やどのようなキーワードで広告を表示させるか等、工夫をする必要があります。 予算があまり取れない場合は、月5000~10000円程度の広告費用からスタートし、どういった広告をどのように出すのが良いのか、試行錯誤しながら行うのが良いでしょう。

純広告

即効性★★★★★ 難易度★★☆☆☆ 効果????? 純広告とは、サイトなどの広告枠を購入し、そこに自サイトへの誘導バナーなどを張ってもらったり、記事を書いてもらったりすることです。そこから集客を行います。 必ずしも有名サイトの広告枠を購入する必要はなく、たとえば人気のあるブログと交渉して広告を掲載してもらったりする場合もあります。 たとえば、フィットネス系で人気のあるブログを探し、そこにフィットネス動画の販売サイトへの誘導バナーや紹介記事を掲載してもらう等が考えられます。ほとんどの場合は有償です。 効果自体は読みづらいところがあり、掲載するサイトにどの程度の効果が見込めそうかということを聞いて、データを出してもらうケースがほとんどです。 たとえば、広告掲載をお願いした場合の1か月のバナーのクリック数などを聞いて費用に対する効果を見て、掲載するかどうか判断します。 特定ジャンルである程度有名なサイトなどの場合は、広告費も高くつきますが、効果もある程度高くなる場合が多いです。

ブログ運営

即効性☆☆☆☆☆ 難易度★★★☆☆ 効果★★★★★ 先ほどの純広告で掲載すべきブログなどのサイトを探して広告掲載を交渉、ということを書きましたが、そのようなブログを自身で運営するという発想です。 販売する動画に関連する記事や、そのジャンルの動画を購入するメリット、役に立つノウハウなどを記事形式で書き溜めていき、販売の対象となる方を集めます。 フィットネスであれば、簡単な運動の仕方、痩せるメカニズム、などなどの記事をたくさん投稿していけばいいでしょう。 それに興味がある方の一定数は、おそらく動画でフィットネスにも興味があるはずです! ただし、1~2記事書いたところで効果はほとんどありませんから、長い時間をかけてたくさんの記事を書き連ねていく必要があります。 週に1本など決めて、確実に役に立つ記事をためていけば、自然と人は集まるようになっていきます。 なお、簡単なように思えますが、思った以上に続けることは大変です。

SNSの活用

即効性★☆☆☆☆ 難易度★★★☆☆ 効果★★★☆☆ FacebookページやTwitterに公式アカウントを作成し、情報を発信することで集客を行う方法です。 先述のブログの記事を書いたタイミングで、新しい記事を書いたという告知をおこなったり、短い豆知識などをPostしたりすると良いでしょう。 ポイントはやみくもに情報を発信することではなく、週に2回程度で良いので、役に立つ、ためになる、面白いことをPostすることです。 SNSの場合、取り扱っているコンテンツに興味がある方にどれだけフォローしてもらえるかということが重要になってきます。 最初はPostが拡散することも稀なので、フォローしてくれる人が自然に増えるわけではありませんから、積極的に興味を持っていただけそうな方を探してこちら側からフォローするなどのことを行っていく必要があるでしょう。 なおこれらの活動は、嫌がられるか、好意的に思われるかのバランスが難しいため、慎重に行いましょう。 即効性はそれほどありませんが、じわじわと認知を上げることができるため、余力があれば取り組んでみましょう。 単に面白いPostをすれば良いというものではないので、注意してください。 最終的に自分たちがどのようなコンテンツを提供しているのかを知ってもらい、購入してもらうのが目的という前提で取り組みましょう。

どのような人に来てほしいかを考えよう

6つの方法の概要を書きましたが、すべてで重要なのは、どういった方をWebサイトに集めるのかをしっかり意識することです。 「どういった人か」ということは簡単で、例えばフィットネスの動画を販売したいのであれば、フィットネスに興味がある方、体を動かすことに興味がある方、ダイエットを自宅でやりたいと思っている方、などが思い浮かびます。 その人たちが必要な、喜んでくれる、ためになる情報やコンテンツを発信することを意識しましょう。

予算を確保しよう

何でもただでできればそれはいいことですが、集客はある程度の予算を見込んでおいた方が良いです。 即効性を求めないのであれば、少しずつブログ記事を書き溜めていくという方法を中心に取りつつ、長い目で取り組むこともできますが、収益を考えれば長い目で見ることにも限界があるはずです。 ある程度の予算を確保し、リスティング広告や純広告を行いつつ、ブログなどの集客方法を並行して進めましょう。

アクセス解析をしよう

アクセス解析を行うことで、どのような人がどこから来ているのか、どのページを見ているのかということがわかってきます。 何をやったら効果があったのかという事がわかれば、効果的な集客方法に重点的に手間とお金を割くこともできるようになります。 また、どの動画が、何の集客方法を実施したタイミングでどの程度売れたのかということも把握できると良いでしょう。 集客はできているのに売れていないというようなことも把握できます。 Web解析についてはこちらのカテゴリーに記事がありますので、参考になさってください動画販売の仕組みを採用する場合は、いつ何がどれぐらい売れたのか、ということが把握できるようなものを採用するといいでしょう。Web解析と付き合わせて考えることで、より深くユーザーの行動を理解することができます。 今回はどういった集客方法があるのかということと、集客を行う際に重要なポイントをざっと紹介しました。 今後、個別の集客方法について掘り下げた記事を追加していきます。