ネットで動画コンテンツを配信しビジネス活用する動きは数年前から徐々に活発になっていましたが、2020年のコロナ禍の影響もありその流れが加速しました。
動画配信ソリューションを世界中に提供しているブライトコーブ株式会社が発表したデータによれば、ブライトコーブ社の動画配信ソリューションを使っているクライアントだけでも、2020年は2019年よりも約81億回の視聴数増となったそうです。
2020年、全世界のブライトコーブ顧客において動画視聴回数が前年比約81億回以上の増加
エンタメ動画などの販売だけではなく、営業やマーケティングにも動画を積極的に活用する企業が増えてきているわけですが、本稿では改めて動画コンテンツを活用するメリットと、その際に気を付けるべきポイントをまとめます。
動画コンテンツのメリット
テキストや画像と比べてより多くの情報を伝えられる
一般的に130文字のテキストを読むよりも、15秒の動画のほうがより多くの情報を伝えることができると言えます。
動画の中には、映像、音、文字など複数の要素を入れることができるためです。
ですから、商品のデモなどのプレゼンテーションは写真とテキストよりも動画で実施するほうが、より訴求力が高まります。
ECサイト構築サービスでも、商品説明画面に動画を入れられるような機能が追加され始めています。
SNSで何かを伝えたりするときも動画を投稿する人がいますね。
これも、文章と写真だけでは伝えきれない音やニュアンス、動きを動画で伝えることで、より多くの情報を凝縮して、感動や共感、面白さをうまく伝えることができるためです。
「メールではなく電話、電話ではなく対面」でのやり取りにこだわることに近いですが、
映像と音声を組み合わせて成り立つ動画コンテンツは、より対面コミュニケーションに近い形で情報を伝達することができます。
直接会っての話がしづくなったコロナ禍で、ビデオ会議が隆盛したのもこれが理由です。
映像+音声の情報は印象に残りやすい
「とても美味しそうなステーキ」という文章と、鉄板の上でステーキ肉がジュウジュウと焼かれている動画と、どちらがよりその肉がおいしいという印象を残すことができるでしょうか?
作家が書く文章であれば動画を上回ることがあるかもしれませんが、一般的には動画を使ったほうが印象付けしやすいことは明確です。
現代人のライフスタイルにあっている
ちょっとした合間に動画を見る、というライフスタイルはかなり一般化しています。
スマホを取り出して、動画で情報を得たり、学んだり、楽しんだりという様子は街のあちこちで見ることができます。
また家庭でも、家族そろって茶の間でテレビを見るというより、
個々のデバイスで好きな動画を見る、というスタイルになってきています。
もう1つ、
現代人はまどろっこしさを嫌う傾向が強まってきています。
プライベートでも効率化を求める人が増えているため、自分で考えたり想像したりという行為があまり好まれません。
たとえばうまい文章は読み手の想像を掻き立てるという強みがありますが、読み手がイメージを膨らませるという作業が発生します。
昨今は、それを面倒くさいと感じる人も多いため、より直球な動画が好まれるのです。
動画コンテンツをビジネスに活用する際のポイント
音声無しでも内容を理解できるように工夫する
エンタメコンテンツ以外の動画は、無音で視聴されるケースがままあります。
特に隙間時間に視聴してもらうようなタイプの動画はその傾向がより高まります。
よって、
字幕を入れたりして音声が無くても内容が理解してもらえるような工夫をするのが良いでしょう。
動画の中に視聴者の次の行動への導線を引く(CTAの設置)
動画を視聴してもらうことがゴールではない場合、すなわち、
資料請求や商品の購入などの行動を視聴者に起こさせたい場合は、必ず動画の中に次の行動に移ってもらうためのきっかけを用意しましょう。
難しく考えることはありません。
などのテロップを出すだけでも効果があります。
テレビCMでよくあるのが「続きはWebで」とか「〇〇で検索」というやつですね。
動画配信プラットフォームを利用する
ビジネスで動画配信を行う場合、YouTubeなどの動画配信サービスにアップロードを行うと、利用規約違反となる場合があります。
利用する動画配信サービスの利用規約をよく確認し、問題がないかどうかをよく確認しましょう。
また、だれでも利用できるような
動画配信サービスを利用すると、広告が入ってきます。
競合製品の広告が掲載されるケースも実はかなり多いため、こういったリスクを避けることも重要です。
上記のような理由で、
ビジネスでの動画配信の場合は法人向けの動画配信プラットフォームを利用することをお勧めします。
法人向けの動画配信プラットフォームは有償ですが、YouTubeなどの利用規約では禁止されている利用が可能ですし、広告も表示されません。
国内においては、以下の2つが法人向け動画配信プラットフォームとして実績が多いです。
動画の販売・限定公開用途で活用できる動画サイト構築CMS『ソーシャルキャスト』
ビズネスでの動画配信を行う際には、様々な視聴コントロールが必要となります。
たとえばYouTubeや、上記の動画配信プラットフォームを利用するだけでは、特定の対象にだけ動画を見せる、お金を払ってくれた人に見せるという、視聴対象の制御ができません。
こういった形で動画活用をしたい場合は、動画販売や限定公開に対応したシステムを利用する必要があります。
弊社のソーシャルキャストは、法人の動画活用において多数の事例があり、様々な動画活用のニーズにお応えできるシステムとなっています。
よろしければ、システムのご説明サイトをご覧ください。
動画サイト構築CMS ソーシャルキャスト