2021年6月に、弊社株式会社ストランダーは、テレビとネット動画に関する独自の調査を実施しました。
本稿では、その結果の特徴的部分をかいつまんでご紹介します。
調査の概要
15歳~60歳以上までを6世代に区切り、1世代約300名(男女半数)に対して以下の質問を行いました。
- 1日の平均のテレビ放送の視聴時間はどれぐらいですか?
- 1日の平均のインターネット動画の視聴時間はどれぐらいですか?
- PCやスマホではなく、テレビを使ってインターネット動画を視聴することがありますか?
※3の問いは、2でインターネット動画を視聴すると回答した方のみに実施。
若年層の約2割はテレビを全く見ない
最初の設問「1日の平均のテレビ放送の視聴時間はどれぐらいですか?」に対しての回答を集計した結果が以下の表です。
15歳から19歳の層について、18.6%の方が、テレビを「全く見ない」と回答しています。
1時間程度まで見る、という回答と合わせるとほぼ半数を占めます。
一方、60歳以上の世代では、「4時間以上テレビを見る」という回答が30%程度となっています。
全体の傾向としては、世代が上がるとテレビ放送の視聴時間が長くなる、という結果となりました。
15歳~29歳の約2割はネット動画を1日4時間以上見る
2つ目の設問「1日の平均のインターネット動画の視聴時間はどれぐらいですか?」に対しての回答を集計した結果が以下の表です。
15歳~29歳の層で、インターネット動画を4時間以上見るという方は約20%となりました。
15歳~19歳に限った場合、2時間以上インターネット動画を視聴する方が約50%となっています。
一方、50歳以上の世代では、インターネット動画を全く見ないという回答が約20%となっています。
こちらも概ね一般の理解通り、年齢が若いほど長時間インターネット動画を視聴しているという結果となりました。
テレビを使ったインターネット動画の視聴傾向
3つ目の問い「PCやスマホではなく、テレビを使ってインターネット動画を視聴することがありますか?」については、以下のような集計結果となりました。
なおこの質問は、2つめの問いでインターネット動画を見る、と回答した方のみに実施しています。
インターネット動画を視聴する方のうち、おおよそ半数がテレビを利用したインターネット動画視聴を行っているという結果となりました。
テレビを使ってインターネット動画を視聴している方の内訳では、週に3回以上という回答が多く、テレビでインターネット動画を視聴しはじめるとそれが習慣化されることが考えられます。
男女での差も存在
男女別の集計表については、詳細レポートを公開しているページでご確認をいただきたいのですが、おおむね男女で以下のような差がありました。
- テレビを長時間視聴するのはすべての世代において女性のほうが割合が高い
- ネット動画を長時間視聴するのは、20歳以上で女性のほうが割合が高い傾向がある
- 女性のほうがより頻繁にテレビを使ってネット動画の視聴をしている
詳細データ・レポート
男女差での集計データを含む、詳細な集計データと分析の結果については、以下のページにてご確認をいただけます。