一方向ライブと双方向ライブの違い・注意点

コラム
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一方向ライブ、双方向ライブとは?

一方向ライブ
ライブ配信、と言った時に一般的には一方向ライブを指すことが多いです。
基本的には配信側から一方的にライブ配信を実施し、視聴者とのコミュニケーションはとらないか、またはチャットでのテキストベースで実施します。
視聴者同士のコミュニケーションもチャットのテキストベースで実施します。
歌手のライブやスポーツ中継、一般的なセミナーや講演はほとんどがこの形式で実施されます。

双方向ライブ
配信やと視聴者が、映像と音声でコミュニケーションをとりながら実施するライブ配信です。
いわゆる「会議通話」と呼ばれるものをイメージしていただくのが良いでしょう。ZoomやGoogleMeetなどが該当します。
少人数で実施し双方でコミュニケーションをとることを前提としているため、数十人を超えるような状況で実施することはまれです。
会議や研修、参加型セミナー、何かを確認しながら実施するレッスンなど、密度高くコミュニケーションをとりながらリアルタイムにやり取りする際に活用されます。

上限規模感

一方通行ライブと双方向ライブでは、参加上限の規模感が全く異なります。

一方通行ライブ
リアルタイムに何かを視聴してもらう、ことがこの形式でのライブ配信の主眼となりますので、視聴者とのコミュニケーションをとらない前提であれば、数万人規模での配信を実施することができます。

双方向ライブ
コミュニケーションをしっかりとって実施するためのものになりますので、どの程度の人数までの参加が許容されそうか、しっかり考慮する必要があり、いずれにせよ人数を多くし過ぎないことが必要です。
たとえば、1対1の楽器レッスンであれば、参加者は先生と生徒の2人でしょうし、講師が指名し回答をさせる形式の研修などでも30~40人規模での実施が上限と思われます。フィットネスのグループレッスンなどでも5~6人の参加が妥当ではないでしょうか。
参加人数が多くなればなるほど、コミュニケーションがとりづらくなりますので注意が必要です。

アーカイブ配信についての注意点

アーカイブ配信についても性質が違いますので注意が必要です。

一方通行ライブ
基本的に、配信側がきちんとコントロールした映像と音声が配信することになりますので、それを録画してアーカイブ配信することができます。

双方向ライブ
参加者が画面に映りこんだり音声が入り込む形で動画を録画した場合、映りこんでいる方の許可をとる必要があることが想定されますので、アーカイブ配信には注意が必要です。
許諾を得るか、配信者側の映像・音声のみを録画してアーカイブ配信するかという点に気を付けて実施しましょう。
尤も、双方向ライブはそのタイミングでのコミュニケーションを密にすることが目的なのでアーカイブ配信はあまり意味がないかもしれません。

双方向にすべきか、一方向にすべきかを考える必要がある

上記のような点に注意し、双方向ライブを採用するか、一方通行ライブを採用するかを検討しましょう。
また、有料の双方向ライブが実施できるシステムはあまり存在しませんので、弊社製品にご相談をいただけますと幸いです。

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