30分の動画はどれぐらいのファイル容量になる？簡単にファイルサイズの目安を計算する方法

動画配信を行っていると、次のような課題が出てくるのではないでしょうか。

1時間の動画を、何本ぐらいサーバにアップできるだろうか？
スマホで見る人のことを考えて、動画のファイルサイズを100MB以内に収めたいけど、どれぐらいの長さにしたらいいだろうか？

特に動画コンテンツを大量に持っている場合、動画関連システムの見積もりを取る時などに、全部でどの程度の容量になるか、という計算をするうえでもこの指標は重要になってきます。本稿では、簡単な計算で動画ファイルの容量を求める方法を解説します。

動画のファイルサイズは、時間の長短だけでは求められない
1. ファイルサイズの計算に必要なのは「ビットレート」
ビットとバイトは違う
動画のデータ容量の求め方
1. 計算式
動画のデータ容量早見表
動画のビットレートが分からない場合

動画のファイルサイズは、時間の長短だけでは求められない

動画の尺が長いから、容量が大きくなる。これは間違いではないのですが、動画のファイル容量に関係する指標にはもう１つ大事なものがあります。

ファイルサイズの計算に必要なのは「ビットレート」

それは「ビットレート」です。当ブログでもビットレートに関係する記事が多数ありますが、動画のビットレートは、簡単に書いてしまうと動画の画質や音質に影響する数値です。同じ形式の動画の場合、ビットレートが大きいほうが画質が高いと思ってOKです。

理屈はこちらの記事を参照してください。

動画のデータ量と画質を決めるために重要な「ビットレート」を知ろう！

動画の画質を決めるために重要な要素の一つである「ビットレート」について解説します。

ビットレートの表記は「bps（ビット　パー　セカンド）」です。秒間何ビットのデータ量であるか、という意味です。

ビットとバイトは違う

コンピューターに詳しい方であればご存知かと思いますが、「ビット」と「バイト」は違うものです。 Mb（メガビット） ビット（b）はコンピューターの最小データ単位。ファイルの転送容量の表記などに使われます。 MB（メガバイト） バイト（B）ファイル容量を表記する際に使われる。 1MB = 8Mb　となっている。詳細な解説は長くなるので以下のサイトさまの記事をご参照ください。

コンピュータで扱う情報量の単位

単位のbit（ビット）やByte（バイト）を理解する

データ容量や転送速度の知識。bit（ビット）やByte（バイト）は情報量。パソコン使うなら理解しておくべき。

プロバイダーの宣伝で「回線速度が1Gbps！」というものがあります。これは1秒間に1Gb（ギガビット）を転送できるという意味で、バイトに変換すると、0.125GB（ギガバイト）、すなわち1秒間に125MBを転送できる、という意味です。