マイクロソフトが、Xbiox VideoをWebで公開しました。これまでは、ゲーム機のXboxもしくはWindowsアプリからしか利用できませんでした。
先日の「Amazonインスタント・ビデオ」ストアのスタートに続き、Webでの動画販売が一般的になりつつあることが、明確になってきました。
米Microsoft(MS)は、動画配信サービス「Xbox Video」のWebサイト版を公開した。MSのゲームサービス「Xbox LIVE」のアカウントでログインすると映画やドラマを購入またはレンタルできる。同アカウントは誰でも無料で作成が可能。
Xbox Videoは従来、MSのゲーム機「Xbox」シリーズや、Windows 8.1向けの専用アプリケーションから利用できたが、今回パソコンのブラウザーからも手軽に使えるようになった。Internet Explorer 10以降やFirefox、Chrome、Safariの最新版などに幅広く対応している。ただしMSのマルチメディア用プラグイン 「Silverlight」を導入する必要がある。
Xbox VideoのWebサイト版では「映画ストア」と「テレビ番組ストア」から洋画、海外ドラマを中心にさまざまな作品を選択し、有料で視聴できる。料金は映 画レンタルの場合で1作品300―400円程度が目立つ。いずれも無料でプレビュー版を再生することが可能。支払い方法はXbox LIVEのゲーム関連料金と共通で、クレジットカードやプリペイドカード(関連記事)だ。
Amazon.co.jpも1作品100円から視聴できる「Amazonインスタント・ビデオ」(関連記事)を開始したばかりで、今後この分野は競争が激しくなっていくと見られる。
気になる点として、Xbox VideoのWebサイト版は、2013年11月時点で作品がすべてSD(標準)画質となっている。Amazonインスタント・ビデオのWebサイト版などもSD画質の作品が少なくないとはいえ、残念な仕様だ。
日本では動画配信サービスとして、すでに月額980円で見放題の「Hulu」が存在感を示しており、こちらはブラウザーからHD画質で視聴できる作 品を多数そろえ、最近では地上波放送中ドラマの見逃し配信を開始するなど機能を拡充している。MSやAmazon.co.jpのサービスにも品質向上を期 待したい。
引用元:http://bizmash.jp/articles/52544.html