本記事では、研修動画やビデオ教材をはじめとした学習カリキュラム等の機密性の高い動画を、特定の人に安全に共有したいとお考えの方向けに「限定公開」用途の動画共有サイトの作り方をご紹介します!
ご紹介する内容は、特に「学習系のビジネスに取り組んでいる事業者」さん、例えば、法人向けに研修や講座を提供しているような事業者さんで、受講生等の第三者への動画共有を検討している方にとって、お役に立てる記事となっております。
ぜひ、最後までお読みください!
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研修動画やビデオ教材を安全に共有するには?
この記事にたどり着いた方はおそらく「特定の人にだけ動画を共有できる、良い方法は無いかな?」といったお悩みをお持ちではないかと思います。
動画を特定の人だけに共有する代表的な方法は、以下の3つです。
- 一般的な動画共有サービスにおける限定公開機能の活用(YouTube等)
- パスワードによる視聴制限機能がある動画共有サービスの利用(Vimeo)
- 特定の人にだけ動画を共有できる自前の動画共有サイト構築(ソーシャルキャスト等)
上記の「1」「2」は「手軽に実施できる」というメリットはありますが、冒頭で挙げたようなケース、学習系のビジネスの場合は、フィットしない場合があります。
- 「1」の代表例であるYouTubeは、不特定多数への動画の公開を前提としているため、ビジネスや限定公開の用途で利用するのには適していない(利用規約で商用利用がNG、限定公開機能はあるが視聴制限まではできない等)
- 「2」の代表例であるVimeoは、パスワードによる視聴制限はできるが、学習系ビジネスの運営で利用するとなると機能等が足りない場合がある(顧客情報の取得・管理ができない、視聴者毎の視聴権限の管理ができない等)
上記のような事情があるため、学習系のビジネスにおいては「3.特定の人にだけ動画を共有できる自前の動画共有サイト構築」を選択される事業者さんがそれなりにいらっしゃるという状況です。
なぜ「自前の動画共有サイト構築」が良いのか?
ビジネスとして研修や講座の提供をしている事業者さんが、受講生等の第三者に動画を共有する場合、次のようなことが課題になります。
- 動画の漏洩は事業を運営するうえで非常に大きなリスクになる(厳密な限定公開が課題)
- 共有したい動画の本数は1~2本ではなく、たくさんある(効率的な動画管理が課題)
- 動画を共有したい相手は1~2人ではなく、たくさんいる(顧客・視聴権限の管理が課題)
上記のような課題は前述したYouTubeやVimeo等の動画共有サービスでは解決が難しく、かつ、事業者さんごとに最適解が異なるケースも少なくないため「自前の動画共有サイト構築」という選択肢が有効な解決策になります。
「自前の動画共有サイト構築」のメリット
自前の動画共有サイトを構築する最大のメリットは「思い通りのシステムが作れる」という点です。
動画の漏洩リスク対策や顧客・動画の管理、視聴画面のUI、ブランドイメージ向上を目的としたサイトデザイン等を自由に決めることができ、実現することができます。
自前の動画共有サイト構築は、前述したYouTubeやVimeo等の動画共有サービスを利用する場合と比べて、次のようなメリットがあります。
- 動画の漏洩対策やセキュリティ対策を自社の意向に沿った形にできる(機密性を保持し、安全に動画を共有できる)
- 自社の動画が競合他社の動画と並んで表示されないので、別の動画に離脱されにくい(ビジネスの機会損失のリスクを減らせる)
- サイトのデザインや機能、操作性を自分たちの意図に沿ったものにできる(自社ブランドによるサービスの展開、顧客の利便性・満足度向上)
- 動画の限定公開だけでなく、販売機能を設けたり、別の会員管理システムとの連携をする等、様々な用途に拡張することもできる 等
「限定公開」用途の動画共有サイトのサンプルサイト
「限定公開」用途の動画共有サイトの具体的な活用イメージが掴める、サンプルサイトを用意しましたので、ご紹介したいと思います。
サンプルサイト
https://closed.socialcast.jp/
上記のサイトは、動画の限定公開に強みを持つ、弊社の「ソーシャルキャスト」を使って構築した、動画共有サイトです。
サンプルサイトは「法人向けに研修サービスを提供している事業者さんが、受講者さんに対して研修動画を共有するために構築した動画共有サイト」というシナリオで作りました。
上記のシナリオをもう少し具体的に書くと、次のようになります。
- 研修事業者と契約中の受講企業に所属する社員さんだけが動画研修サイトを利用できる(会員制サイトの形)
- 受講者さんは、研修事業者が発行した視聴IDを受け取り、そのIDを持っている人だけがサイトにログインできる(サンプルサイトではメールアドレスとパスワードでログインできる)
- 受講者さんは、サイトにログインした後、研修事業者が予め視聴を許可した動画のみを視聴できる
上記のサンプルサイトで、受講者さん側の画面操作を実際に行っていただけます。
ぜひ、お試しください!
動画を限定的に共有するために必要な機能
動画を限定公開(限定的に共有)する場合、動画を限定公開する仕組みや視聴コントロールが行える機能が必要になります。
「限定公開」用途の動画共有サイトは、前述のサンプルサイトのような形で構築されることが非常に多いです。
動画を限定公開する仕組み
動画を限定公開する場合、会員制動画共有サイトを構築するのが一般的です。
会員制のサイトを構築することでクローズドな動画配信環境を作ることができます。
- アカウント情報(例:メールアドレスとパスワード)を持っている人だけに動画を共有できる
- アカウント情報でサイトにログインした人だけが、動画を視聴できるようになる
アカウント情報にメールアドレスを使用すると、アカウントばらまきのリスクを下げる効果が期待できます。
通常、自分のメールアドレスを他人に教える人はいないからです。
動画の視聴コントロール機能
顧客企業やその社員毎に視聴できる動画の範囲を設定するような機能があると便利です。
顧客企業毎に視聴できる動画を設定する場合:
- 企業Aに対して発行したアカウントでは動画A、動画Bが視聴できる
- 企業Bに対して発行したアカウントでは動画X、動画Yが視聴できる
アカウント毎(例えば社員毎)に視聴できる動画を設定する場合:
- 社員Aに対して発行したアカウントでは動画A、動画Bが視聴できる
- 社員Bに対して発行したアカウントでは動画X、動画Yが視聴できる
ソーシャルキャストにも上記のような「動画の限定公開機能」があります。
限定公開機能を、図解付きで分かりやすく紹介した記事もご紹介します。


動画共有サイト構築の大まかな流れ
動画共有サイトを構築する際の大まかな流れは、以下のようになります。
システム開発やWebサイトのデザイン制作を自社で行えないという場合は、業者に依頼することも検討しましょう。
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動画配信サービス構築のポイント
https://socialcast.jp/documents/points/
動画共有サイトの構築手段を検討する
動画共有サイトの構築手段にはいくつかの方法があります。
- スクラッチ開発(システムをゼロから開発する)
- オープンソースのCMSやそのプラグインなどを使って構築(例:WordPress等)
- 「動画サイト構築システム」のサービスを使って構築 等
動画共有サイト構築にかけられる予算・人的リソースなどをふまえて、自社に合った方法を検討する必要があります。
独自ドメインを取得する
自前の動画共有サイトを作るわけですから、URLも自前のものを準備する必要があります。
動画共有サイトのURLとなるドメインを決めて、ドメイン登録サービスから取得しましょう。
ドメインは早い者勝ちのため、動画共有サイト構築に着手する前に、自分たちが使いたいドメインがまだ使われていないものかどうかを確認しましょう。
まだ使われていないドメインだった場合は、先に誰かに取られてしまわないよう、早めに取得した方が安全です。
サーバーを借りる
基本的には、自前でサーバーを用意するのではなく、ベンダーからレンタルサーバーやVPS、クラウド等のサーバーを借りることが多いかと思います。
ベンダーの数は多く、提供しているプランや価格・サーバーの性能なども様々なため、予算や必要な機能・サーバーのディスク容量などにマッチするものを選びましょう。
動画共有サイトの機能やデザインを実装する
動画共有サイトの設定や操作を行うための管理画面や、登録した動画を視聴できるようにする機能、動画を限定公開する仕組み、視聴コントロール機能など、必要な機能を実装していきます。
また、動画の視聴者が閲覧する画面のデザイン構築等も行っていきます。
動画共有サイトの動作テスト
動画共有サイトの構築が完了したら、機能の動作テストを行います。
- 構築した動画共有サイトの全機能が正常動作するかどうか
- マルチデバイス対応の動画共有サイトであれば、PC・スマホ・タブレットで問題無く動作するかどうか 等
動画共有サイト公開に向けた準備
ここまで来れば、あとは動画共有サイト公開に向けた準備を行うだけです。
たとえば、次のような準備が必要になるでしょう。
- システムの設定作業・動画の登録
- 動画共有サイトで公開する情報(利用規約など)の掲載
- 動画共有サイト運用のオペレーションの整理・トラブルシューティングへの準備
- 動画共有サイトの活用方法の整理
- 動画の再生回数を確認して、動画のクオリティー向上に役立てる
- 動画の視聴履歴を確認して、誰が動画を視聴したのかを把握する 等
まとめ
この記事では、「限定公開」用途の動画共有サイトの作り方をご紹介しました。
法人向けの研修や講座といった学習系のビジネスでは、動画の漏洩は非常にクリティカルな問題になりますので、ぜひ、この記事を参考に自社に合った「動画の限定公開の形」を見つけていただければと思います。
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動画配信サービス構築のポイント
https://socialcast.jp/documents/points/
なお、動画共有サイトを自前で構築する場合、ゼロべースで開発すると、サーバー構築費や開発費用、人件費、開発期間等、多くの費用と時間がかかってしまいます。
また、システムは構築したら終わりではないため、自前で構築する場合は、構築後に発生するシステムの運用コストについても考慮しておく必要があります。
構築後のシステム運用は、自社で行うか外部に委託するかの選択になりますが、いずれの場合も通常は、継続的な費用が発生します。
上記より、一番おすすめの方法はソーシャルキャスト等の「限定公開」用途の動画共有サイト構築に特化したシステムを導入することです。
ご興味をお持ちの方は、ぜひ、ソーシャルキャストのサイトをのぞいてみてください!
ソーシャルキャスト公式サイト
https://socialcast.jp/
以上、「限定公開」用途の動画共有サイトの作り方でした!
「限定公開」用途の動画共有サイトを作るなら「ソーシャルキャスト」
- 導入するだけでクローズドな動画配信環境を構築できる
- 動画、ライブ配信を限定配信可能
- 自前の会員制動画共有サイトを構築
- 動画の視聴コントロール機能が完備
- 動画ビジネスに必要な機能が揃う
- 顧客情報の管理、メール一斉配信
- 視聴履歴等のログの取得・確認
- 効率的な動画配信、管理が可能
- 動画販売等の課金、決済システムもあり
- 動画の視聴に最適化された動画視聴サイト
- マルチデバイス対応(PC・スマホ・タブレット)
- 見やすい視聴画面(一覧性、検索性に優れたUI)
- オーダーメイド開発にも対応可能
- 独自機能の追加、大規模配信への対応も可能
- 自社のセキュリティ要件に合ったサーバーでの構築
- シングルサインオンや外部システムとの連携 等
動画サイト構築システム「ソーシャルキャスト
https://socialcast.jp/