動画配信系のサービスを構築する際にどういった点について気を使う必要があるのか、どのようなポイントを決めていけば良いのかをまとめたPDFを配布しています。
こちらからダウンロードをしていただけますので、よろしければご覧になってください。
どんな動画を誰に対してどのように配信するのか、具体的に書き出す
まずはこれができないと、様々な業者に相談をすることも協力を仰ぐことも難しいです。 ともかく、どのような動画を、どのように配信したいのかということを具体的に書き出しましょう。どんな動画を?
- 自社セミナーの動画
- ドラマやアニメ
- 授業を録画したもの
- ミュージックビデオ
- レッスン動画
誰に対して?
- 一般の方に配信するのか
- 社員や生徒に見せるのか
- または別の誰かに見せるのか
どのように配信?
- 有料で販売をするのか、無料で見せるのか
- 社員や生徒など、限られた人だけに見せたいのか
- 販売するとしたら誰に販売するのか
- 月額見放題にするのか、単品販売にするのか、その両方か
- いくらぐらいで販売するのか
- 社内研修を録画したものを、社員限定で見せたい。
- レッスン動画を一般の方に有料販売したい。月額見放題と個別販売を併用したい。
動画を誰がどのように準備するかを決める
当たり前ですが、動画を準備しなければ動画サイトを運営することはできません。 動画を作るにはある程度のスキルや時間、またはコストがかかることを認識しましょう。動画を作成するノウハウを無償で学べる教材を配布しています。
よろしければこちらよりダウンロードをお申し込みください!
自身で動画を作る場合
- 動画の撮影はどのように行うかを明確に。 →撮影するならば、誰が、どういった機材を使って。
- 編集をするのかしないのか。する場合はどのように行うのか。 →編集する場合は動画編集用のソフトなどを準備する必要があります。 →編集を行う担当者を決めておきましょう。
業者に動画作成を頼む場合、動画コンテンツを仕入れる場合
- いくらで請け負ってもらえるかを調べましょう
- 仕入れ額も同様に調べましょう
予算決めは重要です
必要になるシステムの費用やコンテンツの費用などなどの様々な仕入れを積み上げ式で計上していくと、ほとんどの場合は予算オーバーになるでしょう。 それよりも、どこにどの程度の予算をかけるかということをあらかじめ決めておき、この費用で可能かという相談方法にすることが重要です。 ただし、予算は予算とすることが重要で「その額ではできません」となることもありますから、低く済んだ部分から流用する、または予算を追加したり、要件を妥協するなどもあらかじめ意識しておく必要があります。 全体の金額をある程度決めること、自身で対応するのが難しい部分にはしっかり予算を割くことを意識しておきましょう。 大まかになりますが、以下のようなポイントに費用が掛かります。- 動画サイト構築システムを準備する費用 →自前で準備するのか、借りるのか、委託販売をするのか。
- 決済を行う場合は、決済の準備にかかる費用 →初期にかかる場合、手数料として取られる場合などあります。
- 動画の配信にかかる費用 →コピーをどの程度しにくくするか、同時視聴がどれぐらい見込まれるか、月間視聴回数などで変わってきます。
- コンテンツの作成費用 →自分で作るのか、業者に頼むのか、仕入れるのか。
- 動画サイトのデザインをどうするのか →オリジナルでデザインする場合、自分でデザインするのか、業者に頼むのか。
- 動画サイトの運営 →動画の追加・更新作業やお知らせの掲載、コンテンツのメンテナンス、ユーザーとのやり取りなどを業者に頼む場合は費用が発生します。
動画配信・販売を行うためのシステムを準備しよう
動画サイトの構築システムを探すのが、一番の課題となるポイントかと思われます。 こちらは大きく分けると、方法として3つあります。システム開発会社に要件を伝えて見積もってもらう
動画販売サイトを構築するためには、専用のシステムが必要となります。 上記でまとめた内容や、要望などをあわせて、Web系のシステム開発会社に問い合わせをしてみましょう。 相談する内容が具体的でない場合や、とりあえず見積もりを、という相談の場合、精度の良い返答をもらえない確率が高まりますので、なるだけ具体的に伝えましょう。 その際に、きちんと自身の所属会社、連絡先などを伝えることも重要です。 法人でなければ、しっかりその点も伝えましょう。動画サイト構築システムを販売している会社に問い合わせる
すでに動画サイト構築システムのパッケージを持っており、レンタル・販売している会社も存在します。 「動画販売システム」が必要なのか、「動画の限定公開システム」が必要なのか、というキーワードで絞って、Googleなどで検索を行ってみたり、動画配信系の会社などに問い合わせるなどして、どのようなシステムがあるのかを調べましょう。 システムとしてすでに販売やレンタルを行っている会社の場合は、資料や価格表を配布しているはずですので、そちらを見て内容を把握しましょう。 結果として、自身が行おうと思っていることが賄えそうであれば、問い合わせを行ってみると良いでしょう。委託販売を行う
自前でシステムを持つことをせず、委託販売を行うという方法もあります。 ただし委託販売の場合は以下のような制限、条件が付く場合が多いです。- コンテンツの内容によっては取り扱ってもらえない
- 手数料は売り上げの30~40%取られる
- ほかの大量の委託販売動画の中に埋もれる可能性が高い
集客をあらかじめ考えておく
自前の動画販売サイトや、見てもらうことで収益を得るタイプの広告型動画サイトを運営する場合、集客をしっかり考える必要があります。 集客については別の記事にまとめますが、サイトを立ち上げれば売り上げが上がる、という発想は間違いで、非常に大きなウェイトを集客にかける必要があります。 Webサイトへの集客:6つの方法を知ろう動画ファイルについての基礎的な知識を得ておく
インターネット動画配信の場合は、動画ファイルについて基本的な知識を得ておくことは非常に重要になります。- 画質が良いというのはどういうことなのか
- 視聴者が快適に見られる動画はどのようなものか
- そのために、何をどのようにしたらいいのか
- 動画の画面解像度とはなにか
- フレームレートとはなにか
- ビットレートとはなにか
- 上記3つの関連性を知る