国内のユーザーだけでなく、海外のユーザーにも製品・サービスを提供したり、情報発信することを検討している方にとって、Webサイトの情報を発信先の国の言語で表示するというのは、必須の課題かと思います。
- ECサイト
- 製品、サービス紹介サイト
- 自社のホームページ
- ブログなどのWebメディア
また、場合によっては、世界共通言語と言われる英語だけでなく、中国語や韓国語など複数の言語に対応する必要も出てくるでしょう。
Webサイトを他の国の言語に対応させる「多言語化」を行う場合、費用や手間といったコストがかかります。
- Webサイトの表示を複数の言語に切り替えられる機能の開発
- Webサイトに表示する情報を翻訳など
Webサイトのページ数が多ければ多いほど、上記のコストはよりかかってしまいます。
そこで今回は、簡単・低コストでありながら、高品質にWebサイトを多言語化できる『shutto翻訳』というサービスについて、特徴や使い方を紹介します。
shutto翻訳とは?
Webサイトを翻訳し、最短3分で高品質に多言語化対応できるサービスです。
導入すると、サイトに言語切り替えバーが表示され、言語を選択することで言語表示を切り替えることができます。
サイトを日本語から英語に切り替えると下記のようになります。(画像右上の赤枠部分で言語選択ができます)
日本語版
英語版
shutto翻訳でできる事
- 世界100言語以上に対応しています
- ブログ、ECサイト、会員向けサイト、フォーム、検索サイトなど、HTMLが出力される全てのWebページを翻訳できます
- 既存のサイトに行うことは、<head>タグ内に導入タグを埋め込むだけです
- 自動翻訳、セルフ編集、プロ翻訳の3種類の翻訳ができます
後ほどそれぞれの違いをご紹介します。 - 無料トライアル期間があるので、操作感を確かめてから導入することができます
- 一番安いプランだと、月額税込¥6,600から始められます(2021年5月17日時点)
料金体系・プランは翻訳するページ数と文字数によって変わってきます
shutto翻訳の使い方
アカウント登録
まずはshutto翻訳のサイトの「無料トライアル」から必要事項を入力し、アカウント登録をします。30日間無料で試すことができます。
アカウント登録完了のメールに管理画面のログインURLが記載されていますので、ログインします。
翻訳設定
管理画面にログインしたら、翻訳設定を行いましょう。
- 「ダッシュボード」に表示される「ページ登録」をクリックします。
- 翻訳を行いたいページのURLを入力し、「ページを登録する」をクリックします。
すると、ダッシュボードに登録済みのページ一覧として表示され、自動翻訳の対象となります。
翻訳を行いたいページが多く、1ページずつ登録すると手間になる場合は、自動ページ登録機能を使って自動的にページ登録を行う事もできます。 - 管理画面の「サイト設定」を開き、導入タグをコピーします。この導入タグをWebサイトの<head>タグ内に埋め込みます。
- 次に言語切り替えバーの「変更」をクリックします。
言語切り替えバーの設定で表示位置や言語表記を調整します。
公開方法
今の状態のままだと非公開のため、公開に変更します。
- 管理画面「ダッシュボード」から「未対応」のラベルが付いたページ名をクリックし、編集画面を開きます。
- 右上の「公開待ち」をクリックします。
- 「公開待ちリスト」内に表示されている文章を全て選択し、「公開する」をクリックします。
- 公開が完了すると、「未対応」ラベルが「公開済」ラベルに変わります。
実際にWebサイトを見て表示を確認しましょう。
shutto翻訳の翻訳方法
shutto翻訳には3種類の翻訳方法があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
自動翻訳
翻訳システムによる機械翻訳です。
ページ登録を行うと自動で適用されるため、非常に短時間で翻訳が完了します。
しかし、文章によっては専門用語やニュアンス等がうまく翻訳されない可能性があります。
セルフ編集
管理者が自分で翻訳のテキストを編集できます。編集画面からセルフ翻訳を行いたいブロックをクリックすると、画面右側に直接文面を打ち込めるようになっています。
テキストだけでなく、画像の差し替えやWebサイトのレイアウト調整もできます。
自動翻訳後、変更したい部分だけセルフ翻訳することで、よりよりきめ細やかな対応ができます。
プロ翻訳
管理画面から、プロの翻訳者へ翻訳依頼を行う事ができます。
自動翻訳、セルフ翻訳に比べて費用が発生するためコストはかかりますが、しっかりとしたネイティブ対応ができます。
社内に外国語に対応できる方がいなくても翻訳できます。
※現在はプロ翻訳の利用を休止しているようです。(2021年5月17日時点)
shutto翻訳の注意点
以下の場合、翻訳ができない可能性があります。
- テキスト量が多過ぎるコンテンツ
- 高度なJavaScriptを使っているコンテンツ
- 翻訳非対象タグ・属性を使っているコンテンツ
- 翻訳したいURLが全角文字の場合
shutto翻訳まとめ
shutto翻訳を使えば、Webサイトに専用のタグを埋む、管理画面で簡単な設定をするだけで、サイトを多言語化できます。
翻訳方法も自動翻訳、セルフ編集、プロ翻訳の3つがあるので、予算と要望に応じて使い分けることも検討できそうです。
Webサイトの多言語化をご検討中の方は一度試されてみてはいかがでしょうか。
弊社、株式会社ストランダーについて
弊社では、動画やライブを販売・限定配信する自前のサイト構築ができる『ソーシャルキャスト』というCMSを開発・販売しています。
動画を活用するサイト構築をお考えの方はお気軽にお声かけください。