NETFLIXに広告付きの安いプランができるよ、というニュースが飛び交っている一方で、他のサブスク型動画配信大手の中には、 ・今の広告なしプランに(費用は変えず)広告を付ける ・広告抜きのプランを作り、それはプラスアルファの費用を取る というプラン変更の計画をしているサービスが出てきているようです。
ディズニーも米国で広告付きプランを導入するとともに、値上げを実施する。Disney+の米国での料金は現在、月7.99ドル(約1150円)。これを22年12月から10.99ドル(約1570円)に値上げする。そして新たに導入する広告付きサービスの料金は月7.99ドルとする。Netflix、広告付動画着々 DisneyはHulu統合へ | Japan Innovation Review powered by JBpress米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)は、導入を計画している広告付き低料金サービスについて、2023年後半までに4000万人の加入者を見込んでいる。米ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
そもそもサブスク型とは
もともと、サブスク型での動画見放題がリリースされた当初は、好きな時に好きなコンテンツが視聴できる、というもののほかに、 「広告がないからTVとは違うんだよ、だからお金を払ってね。」 という触れ込みも含まれていたように記憶しています。 それを変えてはいけない、とまでは思わないのですが、 ・広告がつく代わりに値段が安くなる ではなくて、 ・広告を消すためにプラスアルファでお金を払う となるのは、ちょっと違うんじゃないかという感想です。
サブスク会員がいろんなサービスをホップして利用するようになってきた今、単に会員増を目指して売上利益を伸ばすのは難しくなっているのは事実です。 営利事業である限り売上利益を伸ばすことは確かに重要なのですが、広告の表示を人質にとるような形で実質的な値上げをするというのは、サービスの質を落とすこととイコールなのではないかと思うのです。
サブスクじゃない販売を実施してみればいいのに・・と思う私
一部大手では徐々に実施範囲が広がってきているようですが、見たいコンテンツに対してだけお金を払う形式での販売を併用すればいいのに、と私は思っています。
・サブスク 月額980円で全コンテンツ見放題 ・ドラマAだけ見る 13話セットで980円
という販売方法を併用したり、
・ライブB 5800円(〇月〇日19時~22時)
というサブスク関係ない単発イベントコンテンツを販売するなど、サブスク外での売上を得られるようなコンテンツ販売を実施してみるのは方法としてありだろうと考えます。
コンテンツ制作のコスト構造や契約が異なったり、システムの負荷耐性を見直す必要が出たり、現システムが対応していないなど諸々の理由があるのかもしれないのですが、広告を取るためにプラスアルファでお金ください、という事よりは、サービスの質の維持という意味では良いのではないかと思いますし、まったく違った層から売り上げを得られるようになるかもしれません。
例えば、NETFLIXがAdoの独占ライブをサブスク外の別料金をもらって配信する、っていうことになったら、結構視聴チケット買う人いるんじゃないかな、って思うんですよね。