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----------------------------------------------------------------------------------- ソーシャルキャスト メールニュース 2020/3月号 ----------------------------------------------------------------------------------- 受験の季節が終わりました。 我が家には受験生がいたので、いろいろ気を使って大変でしたが、 これで家に帰ってもこそこそ静かにせず、 のびのびと生活ができます! 決して家で煙たがられていたわけではありませんが、 今回子供の受験を経験して、 親は親なりに苦労があるんだなという事が分かりました。 それでは以下本編となります。 今号もご参考になれば幸いです。 === 本号の目次 =================================== ◆ストリーミング配信はオマケ!? ~ディズニーやアップルの戦略に学ぶ ◆YouTubeなどがディープフェイク動画を削除へ ◆動画再生にもコスパの波? ◆無料相談会・各種資料のご案内 ================================================ ================================================ ◆ストリーミング配信はオマケ!? ~ディズニーやアップルの戦略に学ぶ ================================================ 昨年ブログの方で、アップルは動画配信を製品のオマケにしている、 という記事を書きました。 https://socialcast.jp/posts/09/post-784/ 今回はディズニーの話題です。 日本ではまだ利用できませんが、アメリカでは「Disney+」という、 ディズニーが運営しているサブスクリプション型の動画配信サービスがあります。 Disney+は、一番安いプランで月間4ドル(まとめ払い)という破格の安さになっており、 ・ディズニー映画 ・スターウォーズ ・マーベル ・ナショナルジオグラフィック(Fox) ・シンプソンズ というラインナップの動画が見放題になります。 Netflixが安いプランで9ドル、人気のプランで13ドルということを考えると、 破格ですよね。 ではなぜ、このような安い価格でコンテンツを見放題にしているのでしょうか? ディズニーの狙いは、動画を見てもらうこと自体にあるのではなく、 動画を見てもらうことで別の機会への接点を作り、 そちらでお金を落としてもらう事なのです。 ・スターウォーズを見ていた人がマーベルを知り、 結果としてマーベルの新作を劇場に見に行ってもらう。 ・ディズニー映画を見ていたらディズニーランドに行きたくなってしまい、 何度も足を運ぶ。 ・シンプソンズやナショナルジオグラフィックをみるために入会した人が、 スターウォーズにハマってしまう。 このように、ディズニーグループ全体を見て 他の消費活動に繋げることを目的としているため、 動画配信自体では利益を見ていない、よって格安で見放題を提供しているのです。 ネットフリックスは、動画配信自体で利益をあげなければならないため、 それ自体の価格がDisney+に比べて高いということになります。 ※念のため書いておくと、これはどちらが良いとか正しいという事ではありません。 話を元に戻します。 このように、動画配信自体で利益を上げることが目的ではないが、 別のところで利益を出すために動画配信を行うというスキームは、 大規模でなくても、有名なコンテンツがなくても、応用して使うことができます。 例えば、 ・グッズ購入者の方だけに、特別な動画を視聴させる ・セミナー受講者にはオンライン動画でも受講できるサービスを提供する ・レシピ本購入者には、調理の動画を視聴できるサービスをつける などなど、様々な応用が考えられます。 手前みそではありますが、弊社のソーシャルキャストを使えば 上記のようなしかけを実現する仕組みも備えているので、簡単に実施が可能です。 よろしければ、サイトなどご覧いただきお問合わせやご相談いただければと思います。 https://socialcast.jp/ ================================================ ◆YouTubeなどがディープフェイク動画を削除へ ================================================ 去年執筆した、DeepFakeの記事が人気です。 https://socialcast.jp/posts/10/post-794/ ※DeepFakeは動画の顔を全く他人のものに差し替えてしまう技術です その中で法規制の厳格化が進み、大手の動画サイトでは DeepFakeを検知するような流れになってくるのでは、と書きました。 今年に入り、YouTubeでは大統領選挙に向け、 政治活動に関連するDeepFake動画を削除する方針を発表しました。 Twitterも同様の方針としたようです。 先ほど紹介した記事にも書きましたが、 顔だけを差し替えることで、 選挙候補者が言ってもいないことを言ったような動画を作れてしまいます。 対立陣営がネガティブキャンペーンでこの技術を使う、 というようなことは簡単に思いつきます。 よりDeepFakeの技術が進み、より簡単に、 より見分けにくいものが作られるようになってきます。 そうなれば、さらなる対策がとられるようになるでしょう。 インターネット配信動画の1つの大きな課題として 定点観測をするといろいろな側面が見えてくると思っています。 ================================================ ◆動画再生にもコスパの波? ================================================ 面白い記事を見かけたので紹介します。 動画は「倍速視聴」が当たり前の10代--時間も“コスパ”が大事 https://japan.cnet.com/article/35148371/ 若年層では、エンタメコンテンツも倍速再生で視聴する、 ということらしいのです。 映画やドラマは雰囲気やストーリーを味わいながらじっくり見る、 というのが当たり前な感覚なので、私は流石にちょっと極端かなと感じましたが、 確かに沢山のコンテンツを消費するためには、視聴時間を短くすればよいので、 合理的(時間的なコスパがいい)といえば合理的です。 学習系の動画コンテンツでは、以前より1.5倍、倍の再生機能を付け、 より短時間で内容を伝えるという機能が重要視されています。 エンタメコンテンツでもコスパ、というのは 理屈では理解はできるんですが、 個人的にはちょっと寂しいというかもったいないというか、 そういう感じがしました。 いよいよ私も、若者の感覚がわからなくなってきたのかもしれません・・。