動画販売で失敗しないために。売上予測とコストの計算方法【収支シミュレーション付き】

動画販売
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あなたの動画には価値があります。

しかし、その価値を「利益」に変えるには、動画販売を始める前に一度立ち止まって収支をシミュレーションしておくことが欠かせません。「なんとなく売れそう」で始めてしまうと、想定外のコストで赤字が続いてしまうケースも少なくないからです。

計算といっても、難しい話は一切出てきません。シンプルに次の流れで行います。

  1. 売上予測を立てる
  2. 発生するコストを把握する

この2つを行い、売上予測からコストを引き算すれば、最終的に手元に残る利益が計算できます。動画販売を始める前にこうしたシミュレーションを行うことで、自社の構想がうまくいきそうか、あるいはうまくいかないかもしれないかが事前に見えてきます。もし仮にうまくいかなそうだと分かれば、その時点で問題点を見つけて解決し、次のステップに進むことができます。

本記事では、動画販売の利益を計算するための考え方と、具体的な数字を使ったシミュレーション例をご紹介します。

この記事でわかること

以下の3つのステップで、動画販売の「月次の利益」を事前に見積もる方法を解説します。

  1. 売上予測の立て方
  2. 発生するコストの把握
  3. 収支シミュレーションの実例

売上予測の立て方

まずは販売方法を決める

動画の売上予測を立てるには、まずどの販売方式を採用するかを決める必要があります。動画販売の方式は、大きく分けて次の3つです。

販売方式 内容
①単品販売 動画を1本ずつ販売する
②セット販売 複数本をまとめて販売する
③サブスクリプション販売 月額見放題・有料会員制で提供する

この3つは併用も可能です。たとえば「基本はサブスクリプションで、一部の人気コンテンツは単品でも販売する」といった組み合わせ方もよく使われます。

売上予測の計算式

販売方式が決まったら、売上予測は次のようなシンプルな考え方で立てられます。

どの程度の価格で/サブスク契約を何本とり/個別動画を何本販売するのか

つまり、

  • サブスクリプションなら「契約者数 × 月額料金」
  • 単品・セット販売なら「販売本数 × 販売価格」

を積み上げていくことで、月次売上の見込みが立てられます。

発生するコストの把握

売上と同じくらい重要なのが、コストの把握です。動画販売で発生する代表的なコストは、主に次の3つです。

  • 動画販売システムの利用費用
  • ライブ配信の費用(ライブ配信を実施する場合)
  • 決済にかかる費用

その他にも、集客にかかるコストや動画コンテンツの制作コストなどが発生する場合は、これらに加えて洗い出していくことで、より実態に近い収支が算出できます。

見落としやすい「従量課金コスト」に注意

コストの中でも特に注意が必要なのが、売上や利用状況に応じて変動する従量課金コストです。代表的なものとして、以下の3種類があります。

従量課金コストの種類 内容の例
販売手数料 販売金額に対して〇〇%
登録ユーザー数による追加課金 1アカウントごとに〇〇円
配信データ量に応じた従量課金 転送量1GBごとに〇〇円

このようなコストがあるかないかで、最終的な利益は大きく変わります。 固定費だけを見て収支を計算すると、実際に売上が伸びたときに想定より利益が残らない、という事態になりかねません。事前に「自社が検討しているシステム・決済手段には、どんな従量課金が発生するか」を必ず確認しておきましょう。

収支シミュレーションの立て方

売上予測とコストが整理できたら、次のような3つのブロックに分けて収支シミュレーションを組み立てます。

ブロック 内容
売上予測 会員数・販売本数・価格をもとに月次売上を計算
月次費用 システム月額費や決済手数料などの費用を計算
月次利益 売上から費用を差し引き、手元に残る利益を算出

考え方はシンプルで、「月次売上 − 月次費用 = 月次利益」を求めるだけです。エクセルなどの表計算シートを用意しておけば、会員数や価格の数字を入れ替えるだけで複数パターンを素早く比較できます。ここからは、この考え方を使った具体的なシミュレーション例を見ていきます。

損益計算の実演:オンラインスクールのシミュレーション

シナリオ設定: 無料会員数700名規模のオンラインスクールが、動画講座を販売する場合

このシナリオについて、以下の2パターンで収支を比較します。

  1. サブスクリプション方式の販売のみを行う場合
  2. サブスクリプション方式 + 単品販売(またはセット販売)を組み合わせる場合

販売開始前(前提)

まず販売を何も行わない状態でも、システムの月額費用などの固定費は発生します。ここでは、月次の固定費用(システム利用料など)を、キリの良い50,000円(税込)と仮定します。つまり、何も売れなければこの金額がそのまま赤字になります。この「最低ライン」を把握しておくことが、シミュレーションの出発点になります。

パターン1:サブスクリプションのみ

  • サブスクリプション会員数:70名
  • 月額コースの価格(税込):1,500円
  • 単品・セット販売:なし

この条件で計算すると、次のような結果になります。

項目 税込金額
月次売上(サブスク分) 105,000円
月次費用(固定費50,000円+決済手数料3,696円) 53,696円
月次利益 51,304円

70名という無料会員(700名)に対して1割の転換率でも、月々5万円台の利益を確保できる計算です。

パターン2:サブスクリプション+単品・セット販売

パターン1の条件に加えて、単品・セット販売を組み合わせます。

  • サブスクリプション会員数:70名/月額1,500円(税込)(パターン1と同条件)
  • 単品・セット販売:月間100本 × 平均販売価格3,000円(税込)
項目 税込金額
月次売上(サブスク+単品・セット) 405,000円
月次費用(固定費50,000円+決済手数料14,256円) 64,256円
月次利益 340,744円

単品・セット販売を組み合わせることで、月次利益はパターン1の約6.6倍、340,744円まで拡大しました。売上が伸びると決済手数料などの従量課金コストも比例して増えますが(このケースでは決済手数料が3,696円→14,256円に増加)、固定費は変わらないため、それでも利益への影響は限定的であることが分かります。

※上記はあくまで一例としての概算です。実際の料金・手数料率は利用するシステムや決済代行会社によって異なりますので、ご自身の条件で試算されることをおすすめします。

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まとめ

動画販売を始める前に、以下の2ステップでシミュレーションしておくことが重要です。

  1. 売上予測を立てる:販売方式(単品/セット/サブスクリプション)を決め、価格×本数(契約数)で売上を見積もる
  2. コストを把握する:システム利用料・決済手数料に加え、従量課金コスト(販売手数料・ユーザー数課金・データ転送量課金)を必ず確認する

今回ご紹介したオンラインスクールの例のように、サブスクリプションと単品・セット販売を組み合わせることで、収益を大きく伸ばせる可能性があります。ぜひ、みなさまの動画コンテンツでも収支シミュレーションを試してみてください。

動画サイト構築システム「ソーシャルキャスト」について

今回ご紹介したような収支計算は、動画サイト構築システム「ソーシャルキャスト」の導入検討時にも活用いただけます。

ソーシャルキャストは「動画販売の利益を最大化する」ことをコンセプトにした動画販売サイト構築システムです。

  • 多彩な配信形態:VOD動画・ライブ配信の販売に対応
  • マーケティング機能:会員獲得やアプローチに必要な機能を標準装備
  • コストを最小化できる価格体系:月額定額制プランを採用しており、販売手数料やユーザー数・配信量による従量課金が発生しません。売上が伸びてもランニングコストを一定に抑えられるため、高い利益率を維持しやすい設計になっています
  • 国内導入実績400以上:学習塾・オンラインスクールをはじめ、エンタメ、フィットネス、テレビ局の配信まで幅広く活用されています

先ほどのシミュレーションで見たとおり、売上が伸びるほど「従量課金があるかないか」が利益を大きく左右します。この点は動画販売システムを選ぶ際にも、ぜひチェックしておきたいポイントです。

導入事例

さまざまな業種・目的で動画販売サイトが構築されており、塾・スクール系だけでなく、メディア・スポーツ・出版など幅広い分野で活用されています。

収支シミュレーションによって「動画販売はいけそうだ」という見通しが立ったら、次に直面するのは「では、どうやって購入者を増やしていくか」という課題です。

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  • 動画販売収益計算シート(Excel) 会員数・販売本数・価格を入力するだけで、月次売上・月次費用・月次利益を自動で算出できるシートです。本記事のシミュレーション例も、このシートをもとに算出しています。ご自身の想定数値に置き換えて、すぐにお試しいただけます。
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収支シミュレーションで事業の土台を固めたら、次はこのガイドを使って「売れる仕組み」づくりに進んでいただければと思います。

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