前回は、Facebookを使ったライブ放送について、設定や諸々の手順をまとめました。
今回はYouTubeを利用したライブ放送の具体的な方法をまとめます。
「チャンネル」を準備する
チャンネルは、YouTubeに自分がアップロードした動画や、ライブ放送などが一覧でまとまっているページです。
YouTubeの動画やライブ放送はチャンネルにぶら下がるかたちて追加することになります。
もし、まだチャンネルをお持ちでない場合や、別のチャンネルを追加したい場合は、こちらのYouTube公式の説明に沿って、チャンネルを準備しておいてください。
「クリエイターツール」画面を表示させてライブストリーミングの準備を行う
チャンネルが準備できたら、ライブ放送を行うチャンネルの「クリエイターツール」ページを表示させます。管理画面だと思っていただいて良いです。
YouTube右上に表示されている丸いアイコンをクリックすると「クリエイターツール」というボタンが表示されますので、押しましょう。
そうすると、クリエイターツール画面が表示されます。
クリエイターツールの左メニューに「ライブストリーミング」というメニューが表示されていると思います。
こちらをクリックすると、ライブストリーミングを行うための準備が始まります。
まずは、携帯番号の確認です。
ある種の与信的な意味合いがあり、きちんと連絡がつく携帯番号を入力しないと、ライブ放送を行うことができません。
携帯番号を入力すると、携帯にSMSで確認コードが届きますので、それを入力します。
これを終えると、ライブ放送を行うことができるようになります。
ストリームキーを入手して、配信ソフトウェアを設定する
前回のFacebookの記事でも記載したように、ライブ配信を行うためには、
- 配信用ソフトウェアを用意する
- ストリームキーを入手する
- 配信用ソフトウェアを設定する
事が必要になってきます。
ソフトウェアは前回と同じ「Open Broadcaster Software」を用意します。(詳しい紹介は前回の記事をご覧ください。)
ストリームキーは、「ライブストリーミング>今すぐ配信」のメニューをクリックして表示されるページに記載されています。
なお、Facebookとは違い、YouTubeではストリームキーは一定期間で変更されませんので、変更したい場合は手動で変更を行います。(表示ボタンを押すと、変更ボタンがあらわれます)
配信ソフトウェア「OBS」の設定をする
つぎに、OBSの設定をしましょう。
- 「ファイル>設定」とメニューをたどり、設定画面をひらきます。
- 左のメニューの「配信」をクリックし、配信設定の画面を開きます
- 配信種別は「ストリーミングサービス」、サービスは「YouTube/YouTubeGaming」、サーバーは「Primary YouTube ingest server」を選択します。
- 先ほど入手したストリームキーを、その下の欄に入力します。
ビットレートの設定、解像度の設定、音声の設定については、前回と同じになりますので、前回の記事を参考にしてください。
設定を終え、OBSの「配信開始」ボタンを押すと、ライブ放送がスタートします。
Facebookとは違い、OBS側の配信開始ボタンを押すと、そのままライブ放送がスタートしますので注意してください。
ライブストリーミングのデータがYouTubeに届いていると、クリエイターツールのライブ放送画面にも、配信されている映像が表示されます。
ライブ放送が始まると、YouTubeの方ではこのようになります。
もちろん、埋め込みコードを使って自分のサイトなどにライブ放送を埋め込むことなども可能です!
大きな特徴
YouTubeは、ライブ放送もフルHDで行うことができます。
Facebookより高画質のライブ放送を行うことができますので、うまく利用しましょう。
その場合は、OBSの設定で、配信の解像度をフルHDにするといいでしょう。