来る人を増やす
今回は、改善前のコンバージョン率が3%のサイトとして書いていきます。
当然のことですが、来る人が多ければ、相対的にコンバージョン数は多くなります。
コンバージョン率3%の場合、
10000アクセスの場合は 300コンバージョン
10500アクセスの場合は 315コンバージョン
となります。
広告を使うなどして人を集めてもいいでしょうし、SEOやその他の方法を駆使して少しずつでもいいので来訪者を増やしましょう。
100人増えただけでも売り上げは上がります!
広告の内容や質によっては、通常訪問してくる方よりもコンバージョン率が低い方しか誘導できない場合もあります。
広告の内容や出稿方法についても、しっかりと検証を重ねて改善しましょう。
帰る人を減らす
最終的なコンバージョン率が3%だとした場合、アクセスしてきた10000名は、サイトに来てすぐに何かを購入してコンバージョン計測対象となるのか、またはどこのページにも遷移せず、そのままブラウザを閉じたり違うサイトに行ってしまうかの二通りなのでしょうか? これが違うのはわかっていただけると思います。 訪問してきた10000名の方は、- 自分の購入したい動画を探し
- 動画の説明を読んだり、サンプルを見たりし
- ほかにもいい動画がないかを探し
- 場合によっては、別ウィンドウで表示している他サイトと比較し
- 購入したい動画を探しやすいように、サムネイルを工夫する。検索しやすいキーワードをいれておく
- 動画のサンプルを単純に冒頭30秒などにするのではなく、いいところをきちんと見せるようにする
- 動画の説明をなるだけ詳しく、内容がわかりやすいようにまとめる
- 競合サイトよりもクオリティが高い動画コンテンツの提供や、サイト構成、デザインを目指す
実際はこれらを計測することから始める必要がありますが・・!
では、上記の改善努力を行いそれぞれ5%ずつ、訪問者を離脱から抑止する効果を出せたとします。
そうすると、
10000 × 0.466179 × 0.466179 × 0.466179 × 0.466179 = 472.292254964
となり、なんと170以上のコンバージョンが増えることになります。
コンバージョン率にすると、4.7%になることになります。
先に記述した、訪問者を増やすという対策と合わせて計算してみると、
10500×0.047=493.5
のコンバージョンを得られるようになります。
300だったコンバージョンを、少しずつの改善の積み重ねで500近くにすることができるのです。
結果として、売り上げが300万円であれば、500万円にすることができるということです。
わかりやすい改善ポイント
ここまで読んでいただいた方であれば、何をやっていいのかさっぱりわからない、ということではなくなってきているのではないかと思います。 少しの改善・工夫をいくつも行う ということが非常に重要です。それらがかけ合わさって効果として現れます。 また合わせて、工夫した結果どうなったかということをしっかり数値で把握し、さらに改良の余地がないかを常に考えていきましょう。 最後に、Webサイトのコンバージョンには、非常に多くの要素が関係してきますが、わかりやすい改善ポイントとして以下を紹介しておきます。直帰率を改善する
サイトに訪問して、次のページに行かずにそのまま帰って行ってしまっている方の率です。 これを下げるためには、- 検索結果をクリックした後で表示されるページを、検索した方の期待に近いものにする。
- サイトの見栄え(デザイン)をきちんと整理されたものにして、印象をよくする。
購入時の情報入力での離脱率を下げる
購入をするにあたって、たくさんの情報を入力しなければならないのか、少ない情報の入力で購入ができるのか、ということで、購入途中での離脱率が変わってきます。 とはいえ、入力をしていただかなければならない項目もあると思いますので、バランスをとりましょう。 これの究極的なものが、アマゾンのワンクリック注文になります。5%の改善と書きましたが、簡単に達成できる場合もありますし、非常にむつかしい場合もあります。 デザインを変更する場合などは、なんとなくかっこよくしたい、ということではなく、どういった数値を改善したいから、どこを変更しよう、という発想で考えてみるのが良いでしょう。 考えられる原因を少しずつコツコツとでいいので改善し、効果を測定して、積み重ねていきましょう。 そうすれば、売り上げは倍に、10倍になっていきます。
当社ストランダーでは現在個別のお客様の売り上げ改善コンサルティングをお受けしてはいないのですが、最近ご要望も増えてきています。 有料にはなりますが、このあたりのコンサルティングをサービスとして提供するかどうか、検討を始めております。 Googleアナリティクスだけでなく、動画に特化した専門的な解析ツールなどを利用していくことなどもできますので、よろしければお問い合わせください。