これからの有料動画配信ビジネスの考え方

コラム
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昨日、GYAOが3月末でサービス終了となる旨の発表がされました。

いわゆる大手配信サービスは会員の伸びが鈍化してきており、広告モデルを採用したり、合併の動きが進んだり、今回のようにサービス終了となるなどしています。

有料動画配信の市場は伸びないのか

大手動画配信サービスに関しては、劇場で公開された映画やアニメなどを集めて配信しています。
大体どこでも同じような作品が見られる状況なので、オリジナルコンテンツで面白いものが配信されたらそちらを契約してみる、というスタイルが定着しつつあります。
これが頭打ちの理由です。

ビジネスの規模感でコンテンツの内容は変えられる

ニュースになるのが大手の話題だけなので意識がそちらに向きがちですが、動画配信ビジネスが映画やアニメの配信だけかというと全くそういうことではありません。

  • リクルートはスタディサプリという動画配信予備校をつくった

  • 小規模シネマでしか上映されない映画だけを配信しているサービスがある
  • すし教室が動画配信でレッスンを行っている
  • 特定分野の職業の技術習得のための動画配信サービスがある
  • プロレス団体では独自の動画配信サービスがある
  • Udemyでは個人が様々なレッスン動画を販売している

などなど、書き出したらきりがないのですが、誰でも知っているようなエンタメコンテンツ配信だけが有料動画配信ではなく、大規模サービスにはならないだろうけども必ず一定のニーズがある動画配信サービス、というのはまだまだ発展途上で、現在進行形で伸びています。

これからの動画配信ビジネスは、世界のどのサービスにも太刀打ちできるプラットフォームをつくるより、自社・自分で満足いく収益を上げられるサービスを作る、という発想で進んでいくように思います。
そのような観点で動画配信ビジネスを実施すれば、成功をおさめられるのではないかと考えます。

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